リニューアルに至った過程と商品ができるまでをログにしました。
なかなか見えにくいネットショップのお仕事や商品作りの風景が少しでも伝わればいいなと思います。
商品のリニューアルに至ったきっかけ
リニューアルに至ったきっかけは、カスタマー部からもらった「お客様の声」からはじまりました。
実際に手に取って商品を確かめられないお客様の不安と、その商品を見たときのお客様の反応を直接見ることが出来ないネットショップではお客様のお声はすごく貴重なご意見です。
もちろん商品のレビューも良いレビューから悪いレビューまで日々チェックしています。
特にサイズ感がシビアなスキニーデニムでは色々なお声をたくさんいただいていました。
「サイズが小さい」
「ウエストがキツイ」
「思っていたより伸びない」
近頃の世情からよりネット通販が当たり前になっていて、Pierrotでお買い物いただくお客様も増え、たくさんのご意見をいただきました。
ネットショップを信頼していただいているからこそ、ひと昔前の「安かろう悪かろう」ではなく良い商品が届くこと・お気に入りになる1枚への期待の高まりを感じました。
特にPierrotはネット通販だけでお客様と直接やりとりが出来ない分、より良い商品をわかりやすくお客様に届けたい・価格以上の価値を感じてほしいと強く思うようになりました。
こういった背景から今まで34万本販売していたスキニーデニムシリーズをリニューアルするに至ったのです。
リニューアルするまでにあたって
今まで累計34万本と2013年の発売からプチリニューアルは行いつつも、ずっと販売していたロングランヒットアイテム。
リニューアルを決断するには正直かなり勇気がいりました。
サイズ感が難しいアイテムだからこそ1度気に入ってから何本も購入いただいているお客様、
色違い・丈違いで毎シーズン購入していただいているお客様、商品が良かったからとお友達やご家族におすすめしていただいているお客様。
実績のある商品だからこそ今まで大きなリニューアルに踏み切ることが出来ていませんでした。
特にアパレル・ファッション業界はトレンドの力が強く、流行り廃りが激しい業界です。
そんな中でも2013年から2022年の約9年、今までたくさんのお客様に支持いただいているこのデニムを本当にリニューアルするのか、その不安を払拭できるデニムが作れるのかそういった心配もありました。
ただ上記にも上げました通りアパレル・ファッション業界は流行り廃りの激しい業界です。
定番のアイテム一つとってもシルエットやサイジング、カラーなど糸の始末1つとっても「流行」があり、いつのまにか人気だったデニムにも「トレンド」からの廃りが見え始めました。
具体的にいうならば、ヒップハンガータイプからジャストウエストタイプに、カラーリングもはっきりとしたウォッシュデザインからノンウォッシュや自然な風合いのものへ。
定番のアイテムでも日々トレンドに合わせて変化をし続けているのです。
そういった変化も踏まえ、今までのものからよりおしゃれに、より穿きやすい、よりお客様に納得いただける商品を目指そうとリニューアルへ踏み切りました。
次回はお客様の声やレビューを元にリニューアルするポイントを絞っていきます。