リニューアルに至った過程と商品ができるまでをログにしました。
なかなか見えにくいネットショップのお仕事や商品作りの風景が少しでも伝わればいいなと思います。
レビューを元により穿きやすくを目指して
商品とレビューを元にサイズ感とデザインの調整を行っていきます。
当時トレンドだったローライズのシルエットからジャストよりのデザインへ、股上深く修正をかけていきます。
0.5cm、1cmと試作を重ね、何度もサンプルの試し履きを重ねます。
股上を深くすることで幅の広い腰位置からウエスト近くになることで余裕とホールド感のある穿き心地に。
また屈んだ時にも背中やインナーが見えづらい仕様に。
デニムを穿くことが多くなるアクティブなシーンにも安心して穿けるそういった1本を目指し修正を重ねていきます。
ウエスト位置を修正した後は股下やヒップの調整を行います。
股下はトレンドに合わせ足首にくしゅっとたまるシルエットから、すこし短く修正を。
ヒップは切替ラインを左右に引き上げたVラインにすることと、ポケット位置を上げることでヒップ位置が上がって見えるデザインに。
気になるバックスタイルもきれいに見えるを目指して修正を加えていきます。
細部にまでこだわりを、カラーやステッチにも見直しを
リニューアルを機に、カラーリングも見直しをかけていきます。
はっきりとしたウォッシュのデザインから自然で柔らかいウォッシュデザインに変更をかけました
穿いてなじませたようなひげ(ある座った時にできる皺あたりのウォッシュデザイン)は、程よく上品なカジュアルさを引き出してくれます。
カラーリングでは人気のあるブラック・ネイビー・インディゴ・ホワイトはそのままに、「ブルー」の色味を調整。
明るいブルーの色味からシーズンレスに穿ける落ち着いたカラーに修正を加えました。
インディゴ・ネイビー・ブルーではステッチをリベット(金属のボタンの部分)のゴールドの色味に合わせて変更。
よりデニムらしさを引き出すカラーリングへと仕上げました。
こういった細かい調整や意見交換を重ね、デニムのリニューアルは進んでいきました。
出来上がった試作品は、色々な体型のスタッフを集め全サイズを試着。
いよいよ商品の生産、発売準備へと移っていきます。
次回はリニューアルポイント、商品の良さを伝える商品のページ作成を行っていきます。