秋服の素材にはどんなものがある?秋の変わり目に着たいおすすめ生地5選
ダークでシックなデザインが多い秋服。東京などほとんどの地域では、10月を目安に衣替えを始めますが、東北などの寒い地域では9月中旬、九州などの温暖な地域では11月前後と地域によってさまざまです。目安として、最高気温25℃未満、最低気温20℃未満の日は夏服では肌寒く感じるので、秋服を着て温度調節をしましょう。秋服の素材はいろいろありますが、本記事では5つ厳選してご紹介します!
暑さがつづく季節にも!薄手ニットで秋を先取り
ニットは防寒性が高いので冬のイメージがあり、残暑がつづく季節にニットは似つかわしくないですよね。そんなときは薄手ニットを取り入れましょう!一般的には20~25℃であれば薄手ニットが大活躍します◎ニットにはハイゲージニットとローゲージニットの2種類があり、薄手ニットはハイゲージニットにあたります。ハイゲージニットとは、目の細かい糸を密に編み込んでいるニットで、凹凸が目立たず滑らかな印象があるので、大人っぽく上品に仕上がります。また、すっきり細身のシルエットでデザインされることが多く、素肌の上からはもちろん、薄手なのでジャケットやシャツのインナーに着てもシルエットに影響が出にくいです。さらに長袖Tシャツの代わりとして着ることで、大人な雰囲気の肌着にもなります!インナーとして着る際には、カラーものをチョイスすることで、暗くなりがちな秋コーデの差し色にもなりますよ♪
この秋冬の大本命!ふわふわシャギー
この秋冬のトレンドアイテム、シャギー素材。シャギー素材は、毛足の長いふわふわとした質感がと触り心地が特徴で、暖かく、豪華な印象を与えてくれます!シャギー素材には長い毛足のものと短い毛足のものがあり、長い毛足のシャギーはよりふんわりとした見た目で、短い毛足のシャギーはシックで洗練された印象を持ちます◎特に今年はベスト・カーディガンなど様々なアイテムでシャギーアイテムが展開されていて、まだ暑さのある時期にはベストとのレイヤードスタイルや、カーディガンで羽織としても◎インナー次第で気温差にあった着こなしも叶いつつ、季節感を加えた着こなしが叶います♪シンプルなデザインのものも多いので、ぜひこの秋のスタイリングに取り入れてみてくださいね!
肌触りで選ぶなら高級感あるベロア生地
30代40代の大人女子に最もおすすめな素材がベロア生地です。ベロアの原料には毛や絹、レーヨン、アセテート、コットンなどが用いられています。ベロアは綿やポリエステルを使用し、ループ状のパイル糸をカットして作られたもので、厚みがあるのが特徴です。起毛した生地表面の毛足の長い生地が柔らかな手触りで、優雅な光沢感が上質感を醸し出してくれます。上質感のある素材にもかかわらず、洗濯機で洗うことができるので普段使いしやすいことも魅力の一つです◎高級感があるためドレスやコートなどのファッションアイテムや、高級寝具やお出かけ用のバッグ、冬用のこたつ布団などさまざまな製品にも活用されています。このように見た目が美しいベロア生地は非常に柔らかいため着心地が良く、保温性もバッチリです!肌触りを重視したい方は、ぜひベロア生地を使ったアイテムをコーディネートに取り入れてみてください♪
見た目にもほっこり暖かいウールタッチ素材
ウールタッチ素材(Wool-touch fabric)は、その名前からも分かるように、ウールの触り心地や見た目を似せた合成素材です。天然ウール素材だけよりも軽量で、天然ウール素材のような生地感は空気を多く含むので保温性も抜群!合成繊維を使っているため天然ウール素材に比べ洗濯などのお手入れが簡単なアイテムが多いのもうれしいポイント◎ほんのり起毛のある表面はしっかりとしていて小ジワが付きにくく、パンツ・スカートなどのボトムやジャケットなどに使用されています。この秋冬まず取れ入れるならボトムからがおすすめ!いつもの着こなしをウールタッチ素材に変えるだけでぐっと季節感がアップします♪
一足早く秋色を楽しみたいならコーデュロイ!
秋のシーズンコーディネートに欠かせないアイテムの一つのコーデュロイ。コーデュロイとは、綿をビロード織りしたパイル織物の一種で、縦うねが入っているのが特徴です。主にウールやコットンを原料としており、コーデュロイの畝がつくる凹凸には生地と肌の間に空気の層をつくる働きがあります。この働きにより、暖かい空気を外に逃がすことなく、長時間キープしてくれます◎また、太畝のコーデュロイは見た目の存在感が強いため、ボリューム感が出るのが特徴で、細畝のコーデュロイは質感がきめ細かいため、さらりと着こなすことができます。この畝の特徴を活用して、ジャケットやスーツ、パンツなどのファッションアイテムだけでなく、帽子やシューズなどの小物へと幅広いアイテムの素材として用いられています。コーデュロイの生地の表面に立っている毛羽は柔らかく、暖かそうな雰囲気を与えるため、秋冬のイメージにぴったりです。また、コーデュロイは秋っぽさを感じられるブラウンを使ったアイテムが多いので、一足早く秋色を楽しめること間違いなし!
まとめ
本記事では、これから大活躍してくれる秋の素材について解説しました。今回ご紹介した素材以外にもピーチスキン、モヘア、ツイードなど秋冬らしい素材はいくつかあります。見た目だけでなく機能面からも秋を感じられるこれらの素材なら、秋っぽいスタイルに仕上がること間違いなし!ぜひ初秋のコーディネートに秋素材を取り入れて、誰よりも早く秋を楽しんでみてはいかがでしょうか♪