デニムアイテムは洗濯すべき?
季節を問わず、幅広いシーンで着回しできるデニムですが、洗濯はどのくらいの頻度で行えばよいのでしょうか。なかには「デニムは洗わないほうが良い」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。ヴィンテージものの貴重なデニムであれば、洗わないほうが良いというのも事実ですが、普段よく着用しているものであれば、清潔さを保つためにも3~5回の着用につき1回の目安で洗濯するようにしましょう。
デニムアイテムのお洗濯方法
では、デニムアイテムはどのように洗えば良いのでしょうか。ベストな方法はタグに記載されている洗濯表示に従うことですが、毎回手洗いするのも面倒ですよね。そこで、洗濯機を使用する場合と手洗いする場合のやり方や注意点をそれぞれ解説します。
洗濯機で洗うときは単独で!
洗濯機でデニムアイテムを洗うときには、他の洗濯物への色移りを防ぐために単独で洗うようにしましょう。色落ちを防ぐためには、中性洗剤やおしゃれ着用の洗剤を使うことをおすすめします。漂白剤が入っているものもあるので、成分表を確認するようにしてくださいね。
また、型崩れしないように裏返しにして、畳んだ状態で洗濯ネットに入れます。ボタンやファスナーはすべて閉じ、袖や裾のロールアップはきちんと伸ばしておくことも忘れずに!ダメージを最小限にするためには、弱水流コースで洗濯し、脱水時間は1分程度に留めることが望ましいです。
型崩れ&色落ちを防ぐには手洗いがおすすめ
次に、デニムアイテムを手洗いする方法を説明します。
洗濯桶に水と洗剤を入れたら、デニムアイテムを10分ほど浸け置きします。手洗いする際にも、色落ちを防ぐために中性洗剤やおしゃれ着用の洗剤を使用しましょう。
水が濁ってきたらすすぎを行います。水を2~3回入れ替え、生地を押しても泡が出てこなくなればOKです。脱水は洗濯機で行うので、洗濯機を使った洗濯方法と同様に、洗濯ネットに畳んで入れ、脱水時間は1分程度にしましょう。
干すときは型崩れしないように注意!
デニムアイテムは型崩れしやすいので、干し方にも注意したいところ。
シワが付くのを防ぐために、脱水後にはすぐに形を整えます。乾燥機を使うと生地が傷み、縮んでしまうおそれがあるため、直射日光の当たらない風通しの良いところに干すようにしてください。
ジーンズの場合、裏返しのまま逆さにして筒状に干します。ハンガーではなく、小物干しの洗濯バサミに吊り下げて干すと、風の通り道ができるので早く乾きますよ!
デニムジャケットはハンガーにかけ、早く乾かすために襟を立てて干します。ハンガーはジャケットの肩幅に合う大きさで、少し厚みのあるものであるとなお良いでしょう◎
あえてデニムを育てるためのお洗濯方法
デニムアイテムは型崩れや色落ちしやすいところが洗濯するうえでの難点ではありますが、その特性を活かして、自分好みにアレンジするのも楽しみの一つ。
長持ちさせたいときにはタブーですが、あえてダメージを与えてオリジナルのデニムに仕上げる方法も特別にご紹介します♪
縮ませたいならしっかり洗濯&脱水!
お洗濯方法に気をつけていても、履いている間に型崩れして伸びてしまうことも。伸びてしまったデニムを縮ませるには、洗濯機で洗い、しっかり脱水にかけてください。洗濯機での洗い方は前述した方法と同様に行ってくださいね。
効果を得られない場合はお湯に浸けてみるのも方法の一つですが、お湯は色落ちしやすいので色落ちを望んでいない際には注意してください!
また、乾燥機にかけることでも生地を収縮できますが、ダメージを受けやすいので、短い時間で様子を見ながら行うようにしましょう。
熱を加えて色落ち具合を調節
洗濯を繰り返すうちに自然に色落ちしていくものですが、わざと色落ちさせたいときには裏返さず、洗濯ネットに入れないまま50~60度のぬるま湯を使用して洗濯機で洗います。
デニムの染料であるインディゴは熱に弱いため、ぬるま湯や日光の影響を受けやすいという特徴があります。そのため、陰干しではなく日の当たるところに干すのもおすすめですよ。
1回で好みの色落ち具合にならないときには、何回か試してみて徐々にお目当ての色味に近づけていくと良いでしょう◎
まとめ
デニムアイテムのお洗濯方法についてご紹介しましたがいかがでしたか?
少し手間をかけるだけで、お気に入りのデニムを長く着用できるので、ぜひ試してみてくださいね。
また、自分だけの一着に育てていくのもデニムアイテムの醍醐味。着用するほどに味が出て、オリジナル感が増していく様子も楽しんでみてはいかがでしょうか。