おすず
ダッフルコートとは?
ダッフルコートのはじまりは、元々イギリスの海軍が防寒用の軍服として使用していました・・・・・と私は思っていましたが深堀すると、、、、実はヨーロッパの漁師が先に着ていたようです!!どうして??
ダッフルコートの機能性は漁師のアイデア?!
漁師が着るようになった経緯は・・・
①漁師が釣りのときに使っていた浮きが木製で、今でいうトグル*に似た形だった。
②ヨーロッパの気候は寒いため、漁師は極寒の海上でも防寒でき使いやすい上着が欲しかった。
③防寒の面では生地を分厚くすれば解決するが、使いやすさの面でボタンの開閉は手袋をしながらでは難しかった。
④なにか代わりがないかと模索し、浮きを使ってヒモを通すのはどう?というアイデアが出た。(当時はまだファスナーもない)
⑤試しに、浮きを採用すると手袋をしながらでも使いやすかった。
⑥フードは大きめにして帽子やヘルメットの上からでも被れるようにした。
⑦ポケットも大きく深めにして手袋をしながらでも入れられるようにした。
⑧機能性が良く漁師仲間がこぞって着た。
※トグルとは・・・水牛のツノを加工したボタン。ダッフルコートによく用いられる。参考は左の写真。
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上記のように漁師にとって使いやすい上着がダッフルコートになったというわけです。
漁師から海軍、学生に広まったのはどうして?!
港で漁師がダッフルコートを着て仕事をしているとそこに海軍が現れます。海軍はコートに興味を持ち機能性や、なぜそのデザインになったかをよく聞いたようです。漁師は海軍にコートを1着プレゼントしました。海軍は漁師同様に海上仕事をするので、すぐさま機能性の高いダッフルコートを軍服として採用したようです。
もちろん軍服なので海軍は皆こぞって着ました。
戦争が終わると大量に保管していた軍服が余ったため、民衆に販売したようです。価格はびっくりするくらい安かったようです。もちろん軍服なので質や素材は良く、なおかつ使いやすさも優れているので売れに売れました。安くて丈夫で機能性も良いということで大人気でした。そこから学生の間で流行り学生服の上から着用することが定着したようです。
なので当時、若者や学生はこぞって着ました。
このとき国から販売委託を請け負ったのがグローバーオールという会社です。今では世界で最も有名なダッフルコートの会社です。
ちなみにダッフルとは元々はデュフェルという村の名前から来ており、その村で最初につくられたようです。
元々軍服だったのは他にもある?!
ダッフルコート | トレンチコート | セーラー服 | MA-1 |
スカジャン | ピーコート | モッズコート | ムートンコート |
このように元々軍服として使用され、終戦と同時に民衆に提供され広まったのは他にも沢山あります。
MA-1やモッズコートは軍服であることはご存知だと思いますが、意外とトレンチコートは知ってる方が少ないんじゃないでしょうか。
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