ジャカード/ジャガード素材とは?ジャカード生地についてご紹介![Jacquard]

ジャカード素材とは?

ジャカード機械を使って模様を織りだした織物の総称です。プリントにはない立体感が生まれます。ジャカード織りには単色の地紋タイプと多色柄タイプとがあり、現在ではニットも含め紋紙およびコンピューターをつかってつくり出された織り柄・編み柄のあるテキスタイルを総称してジャカードと言います。

ジャカード素材のメリット・おすすめポイント3点

①模様がプリントされた生地に比べて厚みがあり、立体的に見える。

ジャガード生地は糸を専用の機会で織り込んでいくことで模様や柄を作りだしています。
そのため通常の生地よりも厚みが生まれ、織り込まれた柄を立体的に見せてくれます。
厚みが出ることでリッチさ・高級感が出せるのもポイントです。

②同等の太さの縦糸(経糸)と横糸を不規則に織っていくため、複雑な柄が表現できる。

一般的な織り物と違い専用の機械があり、縦と横の色の織り合わせで柄を表現するため複雑で繊細な柄の表現も可能です。
また近年では表面に気泡をつくったようなポコポコした生地感のふくれジャカードといったものや、シアーな素材に柄やレースのような模様をつけたシアージャカードなどの新しい素材感が人気です。

③プリント生地とは違い、色落ちや擦れなどの心配が少ない。

糸を織り込んで模様や柄を作るジャカード生地は、染色を糸の段階で行うため、プリントした素材に比べ色落ちや擦れ・柄が剥げるといった心配が少なく済みます。
ご家庭で洗濯やお手入れができる物が多いことも嬉しいポイントです。

ジャカード素材のデメリット・不向きなポイント2点

①プリント生地よりもコストがかかる

専用の織機(生地をおる機械)を使い、柄を表現するジャカード素材は柄の頻繁な変更の自由度が低く
柄の種類を増やせば増やすほど、複雑な工数が増えるためコストが高くなります。

②生地に厚みが出るため真夏の衣類には不向き

糸の織り方で柄を表現する一般的なジャカード素材は通常の生地に比べ厚みが出やすく、通気性が高いとは言えず夏場の着用には不向きです。
直近人気のぽこぽことした生地感が魅力のふくれジャガード素材や、シアージャガード素材などはデザインや素材感が考慮されており夏場の着用におすすめなアイテムも増えています。

ジャカード生地の歴史について

フランスの発明家ジョゼフ・マリー・ジャカールが「ジャカール織機」を開発したことから「ジャカード」という名称で呼ばれるようになったそうです。
“Jacquard”はフランス語ではジャカールと発音しますが、最初に日本でこの織物の名前を広めた人が英語風に発音して日本語で「ジャカード」と定着したのではないかという説もあるそうです。

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